配偶者特別控除の条件が変わり損なの得なの?確認方法や働く意味とは

お金管理「知恵袋」

配偶者特別控除の条件が変わって損なの得なの?確認方法や働く意味とは

配偶者控除の枠が150万円から201万円に変更となった事はご存知でしょうか。

配偶者が201万円までの収入があっても税金面で優遇されますよという意味になりますが、損なのか得なのかは分かりずらいですよね。

今回は配偶者特別控除の内容、変更になった理由、各家庭での損得を確認する方法。
そして配偶者(奥様)が働く意味についてもお伝えします。

配偶者特別控除の条件が変更となった

2018年から配偶者特別控除の枠が広がりました。
まずはこの図をご確認ください。

配偶者特別控除の枠(黄色の部分)が141万円/年から
201万円まで伸びていますよね。


国税庁HP

配偶者特別控除の枠201万円までになった理由

配偶者特別控除の枠が拡充された背景は政府は平成27年10月に発表された「一億総活躍社会の実現」があります。

我が国の構造的な問題である少子高齢化に真正面から挑み、「希望を生み出す強い経済」、「夢をつむぐ子育て支援」、「安心につながる社会保障」の「新・三本の矢」の実現を目的とする「一億総活躍社会」の実現に向けて、政府を挙げて取り組んでいきます。

首相官邸ホームページ https://www.kantei.go.jp/jp/headline/ichiokusoukatsuyaku/index.html

配偶者特別控除の収入枠を拡充した真意は「税金を少なくするから奥様も働いてね。」という政府のメッセージなのですね。

これは少子高齢化社会で働く人が不足している為日本人全員で働いて「生産性」をあげましょう!ということ。政府が掲げる具体的な取り組みですね。

今は奥様が201万円(167,500円/月)まで働いてもご主人様の配偶者特別控除の計算では入れてよいのです。

奥様の収入が201万円以上の収入がある場合はご主人様の配偶者特別控除の計算から完全に外れます。

 

「損なのか得なのか」は世帯年収や配偶者の所得によって算出


国税庁HP「平成 30 年分以降の配偶者控除及び配偶者特別控除の取扱いについて」

扶養者(ご主人様)の所得税計算の際(年末調整)に配偶者特別控除の金額がどれだけ引けるのかがわかると損なのか得なのかがわかります。

よく見ると、配偶者特別控除で引ける金額は扶養者(ご主人様)の年収、配偶者(奥様)がどれだけ働いたのかによって差が出てきます。

「損得勘定」をする上では、「ご家庭の事情」や「奥様が今働いている環境」も一緒に考える事をお勧めします。

例えば、奥様の収入が増えたことによってお子様の保育時間が増え、保育料が上がったとか。外食が増えたので出費が多くなったとか。こんなところも損得勘定をする上で重要な要素です。

奥様のご実感として「収入は多くなったけど引き換えに労働時間が多くなってその分支出が増えた」
これではあまり豊かさを実感できなくなってしまいますよね。

奥様が働く時間も量も増えたとして、ご家族が今までの奥様と同じ家事量を期待をしていたら、奥様がパンクしてしまいますので、お子様にもお手伝いをしてもらうなどの工夫が必要。

『損得』という部分は計算上だけでなく、家庭の事情などトータル的な事を考えて損なのか、得なのかを見極めたいですね。

 

奥様が収入を得るのは何のため?

ここで奥様がお仕事量を増やして収入を得るのは「何のためなのか」ご主人様、お子様も一緒に確認されることをお勧めします。

今の生活費が足りない為なのか、お子様の将来の為なのか、ご夫婦の退職後の資金準備の為なのか、ここはご家庭で話し合ってお仕事する奥様を家族みんなで協力したいところです。

ご主人様と家事を分担する工夫。お子様にも手伝っていただいて、おこづかいをプラスするなどしても良いと思います。

 

奥様が働くとお子様の金銭教育にも役立ちます

働くママはお子様とぜひ、こんな会話をなさっておこづかいの意味を伝えて頂くと素敵だと思います。

「このお金はママが一生懸命〇〇ちゃんの学費のために働いて得た大切なお金なんだよ。」ここでは学費準備の為とか家族の将来使うお金の為とか具体的な目的をお子様にも伝えてあげましょう。

お子様は働いてお金を得る「目的」を知ることができますよね?

「〇〇ちゃんもママに協力してくれたからお金を分けてあげるね」例えばこんな会話の中でお子様は働くことでお金を得る「意味」を知ります。これだけでも立派なお子様の金銭教育の場になりますね!

お金の話をお子様にするのは決してタブーではありません。

もしあなたがお子様にはお金の話をするのはよろしくないとの考えですと、お子様がかわいそうだと思います。

学校でお金の授業はありません。学校で教えてくれないなら、ご家庭でしっかり伝えないと将来、お子様がお金と上手に付き合うことができなくなってしまうからです。

上手にお金と付き合えないとお子様は将来お金に苦労してしまう可能性も・・・。

お子様がお金について知らないのはとても怖いことです。
お子様の将来の為にもしっかりお金のことを教えてあげてくださいね。

 

奥様が働くことは目先の損得だけでなく将来の事も考えて

奥様が収入を得ることに私は大賛成です。

今は昔とは全く『時代が違う』のですね。

お金の預け先であった銀行はお金は殖えず頼りになりませんし、今はお給料もなかなか増えず、非正規社員が当たり前。

退職金制度もなくなりあったとしてもイデコなどで自分で運用せざるを得ない自己責任時代です。

物価は上がり、年金が始まる年齢も昔は60歳からでしたが、今は65歳と引き延ばされました。

そんな中で、お子様を抱え、住宅ローンも、ご夫婦二人の老後もと考えると、節約をしてもどうしてもご主人様だけの収入ではたりない時代背景だからです。

奥様がお仕事で得た収入は全て貯蓄されているご家庭も少なくありません。目先の「扶養の範囲の税金部分」だけで小さな枠に収まるよりも、奥様はどんどんお仕事されて、家族も一緒に協力して頂いて政府が掲げる「希望」にあなたも参加されてはいかがでしょうか。

奥様が体力的に無理とか、ご主人様の希望として奥様がお仕事されるのは反対なら仕方ないのですが、健康な奥様はどんどんお仕事されて社会で生き生きと活躍された方が、今の時代に合っていると私は思います。

 

 

まとめ

扶養から外れたらとにかく『損』だと思っている奥様は結構いらっしゃるのですが、今は時代感を考えると働けるうちに収入を増やしておく方が賢い選択だと私は思います。

昔は主婦は働いたら負けのような風潮がありましたが、今はそんな時代ではないんですね。

あえて『勝ち組』とか『負け組』という表現をするのであれば、今の時代は奥様もバリバリと働く方が勝ち組なのかもしれませんね。

 

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