S&P500だけでいい?効率よくお金を貯める投資配分とは

老後のお金を準備する

長期での経済成長が期待できるとして
人気があるS&P500。

S&P500のインデックスファンド
だけで長期投資は十分と
思われている方は
多いかもしれないです。

理由としてS&P500は

  • 世界の経済大国アメリカの株式指数である事
  • 固い経済成長が予測できる事
  • 今までの実績がある事

こんなところが挙げられると思います。

ただ、S&P500だけが投資先で
本当に良いのでしょうか?

今回は、つみたて投資の基本的な考え方を
お伝えします。

これからS&P500だけで
つみたて投資を考えている方や
今、S&P500だけで
つみたて投資を行っている方に
ぜひ知っておいていただきたい内容です。

S&P500とはわかりやすく

S&P500とはアメリカの主要株式銘柄で
構成されているインデックスの名前ですよね。

今のアメリカ経済を動かしている
会社の株で構成されているので
S&P500の業績を見ると
アメリカの経済の
今の状況がわかるとも言われています。

投資の神様ウォーレンバフェット氏が
自分がもし亡くなったら、
妻に全ての資産をS&P500にするように
と命じたことでも有名ですよね。

S&P500は年利10%とか
言われていますから
お金をふやすには
S&P500 だけでOKと思われる方も
いらっしゃるかもしれないですね。

S&P500だけで良い?

私は投資先がS&P500だけだと
ちょっと心配だと考えています。

理由としては
「S&P500だけでOK」という
結論に至るにあたって
「資産がふえる」
という部分だけが
フォーカスされてしまっている
感じがするからなんですね。

積立投資を行う上で
もう一つ考えなければいけないのは
「リスクを回避する」
という考え方なんです。
この部分の要素が
足りない感じがするんですね。

なので、
「S&P500だけ」を
長期で積立投資して行けば良いのか
というと・・・
ちょっとリスクが高いかな?
と思います。

投資において
「将来的な事は誰にもわからない」
これは常識なんです。

明日、何が起こるか分かる人は
誰一人としていませんよね。

もしかしたら大きな災害によって
経済がマヒするかもしれません。

大きな事件によって
経済が大打撃を受けるかも
しれません。

こうした予測ができない中
投資をしていくのですから
コントロールできる部分だけでも
リスクは回避していきたいですよね。

効率よくお金を貯めるなら分散が必須

投資には「リスク」がつきものです。

投資の世界で言う
「リスク」というのは
上がったり下がったりする
変動幅の事。

このリスクをできる限り
回避するには
投資先を分散する
という考え方があるんですね。

例えば、
ペットボトルに入ったジュース
ペットボトルごと倒れたら
全てのジュースはこぼれて
しまいますよね。

この場合のこぼれるとは
投資に置き換えると
値動きが下がる事を意味します。

でも、ジュースを分けておくと
どうでしょうか。
1つがこぼれても
他のコップに入ったジュースは
無事ですよね。

S&P500はアメリカの株式だけで
構成されていますから
リスクを分散する
という視点から言うと
まだ弱いのではないでしょうか。

世界は広いので
長期で投資をするとなると
もう少し広い視野で
分散したほうが良いかも
しれないです。

それから、
今は「時代が変わりつつある」と
感じていらっしゃる方も
多いのではないでしょうか?

19世紀はイギリスの時代
20世紀はアメリカの時代
21世紀はアジアの時代
と言われています。

投資とは将来を見越して
自分の資産を投じる事ですから
「今」を見るのではなく
長期的な目線で
リスクを回避しつつ
投資先を考えても良いでしょう。

GPIF(年金積立行政法人)の投資配分

GPIFとは私たち国民が
加入している年金を
投資で運用や管理をしている
国の機関があるんですね。

このGPIFの投資配分を
お聞きになったことありますか?

  • 日本株式
  • 外国株式
  • 日本債券
  • 外国債券
  • それぞれ25%

年金の運用でも
リスクを回避するために
こうして投資先を
分散しているんですね。

S&P500だけではなく
それ以外の投資先にも
目を向けてみると
さらに分散投資ができるので
投資のリスクを
コントロールできるんですね。

S&P500だけとなると
外国株式100%と
言う事になりますから
GPIFの例を見ても
投資先が
S&P500だけの場合は
リスクが高くなる事が
お分かりいただけると思います。

投資先の分配はGPIF同じ配分で良いのか?

投資先の分散は年金を運用しているGPIFと同じ投資配分にすればよいのでしょうか?

答えはNOです。

基本的な考え方としては
「分散」してリスクを回避する
のはよしとしても
実際にあなたが分散を行おう
とすると、
迷いが出てくると思います。

日本株式と言っても
個別なのか、
それともインデックスなのか
インデックスでも
日経225なのかトピックスなのか
によって違いがありますよね。

日本債券は今ほとんど
ふえてはくれないので
「普通預金」の位置づけと
考えると
キャッシュを持っているなら
あえて投資をしなくても
良いかもしれないという
迷いが出てくる場合も
あるでしょう。

外国と言っても
先進国なのか新興国なのか
どうすれば良いのかわからず
結局「S&P500だけに投資している」
という方もいらっしゃるかもしれません。

また、投資先が決まっても
投資配分の
「パーセンテージをどうするか」
この部分も迷う所だと思います。

自分に合った分散先とは

私は分散投資をするなら
「自分に合った」分散先に
するべきだと考えています。

自分に合ったとは

  • 年齢
  • 投資に対する考え方
  • 現在お持ちのその他の資産状況

こうした要素から分散先を
考えるべきだと思っています。

例えば、
投資経験者と初心者の方でも
投資配分は違いがあって当然です。

20代の方と50代の方では
投資にかけられる時間が
全く違いますから
投資配分も当然違ってきます。

もう少し踏み込んでお伝えするなら
家族構成も要素として
取り入れたいですよね。

お子さまが小さいおうちなのか
それともお子様は
すでに社会人なのか
独身なのかによっても
投資配分に影響が出てくると
思います。

今は多様化の時代ですから
昔のように全員が
こうすればOKというような
正解は無いんですよね。

私はコンサルティングの際は
その方に合った投資配分の
アドバイスをお伝えできるよう
心がけているんですね。

「自分に合った投資配分」を持つメリット

もう少し踏み込んで
お伝えしましょう。

投資先を分散するだけでなく
自分に合った投資配分を
持っていると
とても大きなメリットがあるんです。

投資配分とは
どの投資先に何パーセント
という割合の事ですね。

投資配分は、メンテナンスの際に
役立つんです。

長期でつみたて投資をしていると
運用の成績がよい投資先の
配分が多くなり、
そうではない投資先の配分が
少なくなるものです。

このままにしておくと
これもまた「リスクが高くなる」ので
メンテナンスが必要になります。

その際に自分の投資配分が
決まっていると
元々の自分の投資配分に
なおすだけなので、
メンテナンスが楽なんですね。

これは大きなメリットです。

長期でつみたて投資を
行う場合は
リスクをコントロールする
考え方が必須なんですね。

S&P500だけだと、
「リスクをコントロールする」
という部分においては
ちょっと弱いのではないでしょうか。

まとめ

今回は投資先はS&P500だけで良いのか。
という疑問から、
リスクを回避する考え方について
お伝えして参りました。

今の時代は
あなただけでなく、
お金にも働いてもらう時代です。

リスクをコントロールしつつ、
あなたの投資を
ぜひ成功させていきましょう!

もっと多くの方がお金にも働いてもらって
将来の安心を手に入れて頂くために。
ミニ電子書籍をLINEからプレゼントしております。

PAGE TOP