扶養内で働くと得なの損なの?知らないと損をする4つの壁!

お金管理「知恵袋」

扶養内で働くと得なの損なの?知らないと損をする4つの壁!

扶養内で働くのが「得」というイメージがありますが、扶養の壁は現在4つあるんですが、金額も103万円?130万円?結局いくら?とよくわかりませんよね。

今回は扶養から外れるとどんな壁があって、どうなるのか。具体的な金額をわかりやすく解説します。
そして、扶養から外れたことがバレた場合についてもお伝えしますね!

扶養を超えると「税金の壁」と「社会保険の壁」にあたる

扶養を超えると、扶養から外れて自分で「税金」を支払ったり「社会保険」に加入する必要が出てくるんですね。

「税金」とは所得税や住民税
「社会保険」とは年金や健康保険

この境を「壁」と呼んだりしますが、「壁」がいくつもあるのでわかりにくい!(笑)

そこで扶養を外れるのは103万円なの、130万円なの?150万円まで大丈夫って聞いたけど・・・。こんな現象が起きてくるのだと思います。

まずは順を追って説明して行きますね。

103万円以上で「税金の壁」

年間の収入が103万円以上で「税金の壁」がやって来ます。

何故、103万円なのか?という疑問が出てきますが、これは収入から所得税を計算する時に差し引いて良い金額の給与所得控除65万円と基礎控除38万円を足した金額なんですね。

所得税の計算から差し引いて良い分の控除が合計103万円になりますから、これ以上の収入があれば所得税は払いましょう。ということになるんですね。

目安:月々の収入が85,833円以上
103万円以上の増えた分に対して課税される
お給料の中から「所得税」「住民税」を負担することになる
 
この場合、収入に対して課税されるだけなので、年金や健康保険はまだご主人(扶養者)の扶養範囲となりますから、あまり深刻にならなくても良い壁だと思います。
 
ただ、ご主人(扶養者)の会社で扶養が外れたことによって、会社からの扶養手当がなくなることがあれば注意が必要です。
 
例えば、扶養手当が会社から毎月1万円でていたとすれば、おうちのお金が年間12万円も損失する事態となりますので確認したいですね。

106万円以上で「社会保険の壁」

年収106万円以上で社会保険に加入することになります。

目安:月々の収入が88,000円以上
お給料の中から「厚生年金」と「社会保険料」を負担することになる

ただし、一定規模以上の会社で働いている人が対象で、学生さんは含まれません。

 

一定規模以上の会社とは
・正社員が501人以上
・収入が月88,000円以上
・雇用期間が1年以上
・所定労働時間が週20時間以上

130万円以上で「社会保険の壁」

一定規模以上ではない会社で働いている人が、年間130万円以上の収入があると会社の厚生年金、健康保険に加入が金づけられる壁です。

もし、会社に厚生年金や健康保険制度が無い場合は自分で国民年金と、国民健康保険に加入しなくてはいけません。
例えば、フリーランスで働いている人が該当します。

目安:月々の収入が108,334円以上
会社の厚生年金、健康保険に加入する義務がある
会社の厚生年金等が無い場合は国民年金と、国民健康保険に加入する義務がある
 
会社の厚生年金、健康保険に加入しなくてはいけない人も同じことなのですが、国民年金や国民健康保険に加入する人の例を考えてみましょう。
令和2年(2020年)の国民年金保険料は月額16,540円。
国民健康保険は所得額や住んでいる地域によって差がありますので一概には言えませんが、年間130万円の所得の人の目安としては月額1万円弱と言われています。
 
合計で26,540円。年間で318,480円の負担です。
 
130万円以上働いても、32万円ほど年金や健康保険料を差し引かれるのであれば、130万円以内に収めたほうが良いと考えてしまいますよね。
 
年金、健康保険料、所得税、住民税を支払ってもプラスになる収入額は180万円
一般的に130万円を超えて年金や健康保険料、所得税、住民税などを支払っても手取り額がプラスになるのは180万円程の収入と言われています。
 
年間180万円以上の収入があれば「得」ですが、それ以下であるならば130万円までの収入に抑えたほうが良いかもしれません。
 
ただ、社会保険を扶養から外れて自分で支払ってもメリットがあるので、そこは詳しくのちほどお伝えしますね。

150万円以上で「税金の壁」

「配偶者特別控除」が徐々になくなるのが150万円の壁です。

目安:月々の収入が125,000円以上
配偶者特別控除とは、ご主人(扶養者)の所得税、住民税の計算において配偶者特別控除が段階的になくなっていくことを指します。
つまり、おうちのお金全体で所得がどうなるかを考える必要があるという事ですね。
 
おうちのお金全体で損なのか、得なのかを考えるにはご主人(扶養者)の収入と合わせて考える必要があります。
 
詳しくは別の記事で解説をしていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

扶養の「壁」を超えてもメリットがある

扶養から外れても「健康保険」と「厚生年金」に加入した場合は、扶養者の時には受けられない制度を受けられるようになるメリットがあると言えます。

困った時に助けてくれるセイフティネットがあると安心できますね。

健康保険の傷病手当金が受けれる
傷病手当金とは健康保険に加入している本人がもしも病気やけがで働けない日が3日続き、会社からお金が出ない場合に健康保険組合から給料の2/3を支給してもらえる制度です。
 
障害者になった場合の受取年金額が増える
年金は65歳以降にもらうイメージがありますが、もし自分が障害者になってしまった時、65歳以前でも「障害年金」として年金をもらえます。
 
扶養から外れて自分で厚生年金を払うと障害年金は「厚生年金」と「国民年金」の両方からもらえるようになるのです。
 
年金の良いところは一生涯もらえるので、この部分も大きいと思います。
 
 
将来受け取る年金額が増える
この場合の年金は65歳以降に受け取る年金です。
 
障害年金と同様の考え方で、将来もらえる年金は「厚生年金」と「国民年金」になりますので、将来もらえる年金は扶養者の場合よりも増えそうです。
 
 
厚生年金料や健康保険料は会社で半分負担してくれる
「厚生年金」や「健康保険」は労使折半と言って会社が半分負担をしてくれます。
全額自分で「厚生年金」や「健康保険」を支払わなくても将来の年金や増えたり、健康保険の傷病手当金が受け取れるメリットがあるのです。

扶養から外れたことがバレたら?

もし、扶養から外れたことを申告せずそのまま扶養者にしておくとどうなるのでしょうか。
結論から申し上げますと、結構めんどくさいことになりそうです。

 

税務署から確認書類が来る

扶養者(ご主人様)あてに「扶養控除等の見直しについて」という書類が税務署から自宅に届きます。
これはあなたは扶養控除を申請していますが、本当に扶養の範囲の収入ですか?間違いではないですか?もし間違えていたら申告し直してください。という内容です。

扶養されている人(奥様)の働き先でも税務署に誰が働いていくらの給料を支払ったと申告をしていますから、税務署でバレる事があるのですね。

その場合は、

  • 扶養されている人(奥様)最大3年分の給与明細のコピーを提出
  • 扶養者(ご主人様)の年末調整のやりなおし
  • 扶養されている人(奥様)、扶養者(ご主人様)の追徴課税

年末調整で返ってきたお金を戻す必要がある可能性もあり、結構大変ですよね。

その他にも、扶養者(ご主人様)の健康保険組合を使って病院に通っていた場合は

扶養者(ご主人様)の健康保険組合から医療費を返す必要がある
 
こうした事を防ぐには働いている会社に相談するなどして、きちんと申告をしないといけないですね。

まとめ

扶養を超えるのは4つの壁があって、勤めている会社規模にもよって所得税、住民税を納める必要があったり無かったりします。

「損得勘定」において、一番気を付けたいのは130万円の壁。
年金や健康保険の加入が義務付けられる壁ですね。
働く時間は増えたのに、手取りが少なくなってしまうケースも考えられるからです。

この壁を超えるか超えないかが大きな境目になってくると思いますが、自分で年金や健康保険料を納めるとセイフティネットが広がるというメリットもあります。

金額だけの損得だけでは判断せず、トータル的に考えると良いですね!

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